亜熱帯で湿気の多い台湾も、秋へと移り変わり太陽の鋭さが和らぎ、雨も夏ほど容赦なく降り続くことはなくなります。 強い日差しを避けていた人々も、ビルや日陰から抜け出しこの一番快適な季節を楽しみながら、外に出て自然を探し、色彩豊かな季の移り変わりを感じます。
藍濃道具屋の季節限定インク恒例の『秋』色、2024年は"象望""西夢"豐穀""大波"
の4色。
さあ、私たちと一緒に冒険に出かけましょう。
2014年に台湾の淡水で創業した藍濃道具屋が10年の節目の夏に初めて米国ニューヨーで開催された「Stationery Fest 2024』に参加。初めての米国への旅は多くの人々との出会い素晴らしい体験を共有できたと喜びの報告がありました。その記念にと製作された『珍珠奶茶(タピオカミルクティー)』をイメージした藍濃道具屋としては世界市場に向けた初めての数量限定インクとなりました。
限定数を『1000本』ではなく『1001本』としたのは「千夜一夜物語」に由来します。 「千夜一夜物語」は、多くの物語が夜ごとに語られることから、豊かで無限の象徴的な表現として使われます。 今回アメリカ、ニューヨクでのイベントに参加するのは、頼社長にとって初めての米国への旅となり 『千夜一夜物語』のように無数の物語で構成される旅になりました。 そのため、1001という数字を選びました。1,000を超える1は、終わりがないという意味を込めて これからの藍濃道具屋の発展へとつながるようにという彼の思いを添えたとのことです。
2018年、カルバン・ライ氏により台湾の台中で創業された文具メーカーです。
創業当時より台湾では有名な万年筆愛好家グループ「筆閣」のメンバーとして様々な情報や意見を取り入れながら良質で手の届きやすい価格の商品開発を目指しています。古典インクや台湾固有の動植物、美しい風景などんいちなんだインクをプロデュースしています。
台湾の藍染は古来中国から伝わったと言われています。
藍染の特徴は、染めの繰り返し。その技法はかなりの重労働を伴う。台湾では、1942年を最後に一旦藍染専業業者が根絶えてしまいました。
1992年、一度途絶えてしまった「藍染」に国立台湾工芸研究発展センターが再び光を当てた。日本の徳島の藍染職人を台湾に招待し日本の伝統的な藍染技法を学び台湾の藍染文化を復活させました。
2014年に創業した「藍濃道具屋」は,伝統的な藍染技法を守りながらワークショップやイベントなどに参加し精力的に「藍染」文化を広めています。
「一人でも多くの人に藍染の色合いの美しさを知って欲しい」
そんな思いで立ち上げた万年筆インク・プロジェクトもその一つ。
「藍濃道具屋」のインクを通して藍染や台湾の伝統・文化を日本の皆さんに伝えていきたいと思っています。
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