シグナム ムラーノ 万年筆 アベンチュリーナ 【受注】
イタリアの「ムラーノ」はベネチアの5つの小島からなる町の名前。11世紀頃からガラス生産が始まる。火災による被害や製造技術の流出を防ぐ為、12世紀後半頃にはイタリア本土のガラス職人たちが大規模な移住、工場の移転が進められた。その結果、ムラーノはベネチア・ガラスの生産地として急速に水準を高め、発展し、15世紀〜16世紀にかけて全ヨーロッパに名声を広めていきました。このため、ベネチアンガラスをムラーノ・ガラスと呼ぶことがあります。その後、徐々に衰退の道を辿りましたが、19 世紀後半に再建され、現在もなお伝統を受継いでいます。その製品は他社に真似のできないオリジナリティーに溢れ、世界中から高い評価を得て います。一つ一つがリアル・ハンドメイドで作られています。生産数も限られ、入手困難な逸品です。 新色のアベンチュリーナは、銅の粉をガラスに混ぜながら模様に仕上げていきます。ゴールド、ブラウン、オレンジのグラデーションがベネチアン・ガラスの鮮やかな個性を引き立てています。ペン先、天冠、クリップやリングは上品なローズ・ゴールド・プレイティングを施し、全体にはリッチ感が漂います。 ムラーノ・コレクションは3人の伝統職人がそれぞれのパーツを組み合わせてベースを作り最後に熟練工の マイスターが仕上げていきます。
万年筆 18金ペン先 F、B ムラーノ・ガラス 両用式
注:ベネチアングラスは製作工程上、胴軸表面に極小さな空気が抜ける跡が残る場合があります。これは人間でいえば笑窪のような「個性」です。色目や柄と同じように1本1本異なる表情を楽しんでいただけると幸いです。