
IPAPER 訪問
台中市の中心地から少し離れた、奥まった商業地にIPAPERのお店とオフィスは
あります。お店とオフィスの前には少し広めの共有スペースがあり、心地よい
空間が広がっています。
お店の前の二人掛けのカップルシートには・・・看板娘のネコちゃんが、お昼寝中。
お店のウインドには、スタッフの方が事前に「ウエルカム」のデコレーションを!
こんな気遣いが、嬉しいです。
(*IPAPER訪問時は小売事業の&SOTRYがメインではなく、輸入代理店事業の
jetsetter株式会社として訪問)
IPAPERの頼(ライ)社長とは、2018年10月の台南ペンショーで、この「國王的新衣」という1300年前のインクのレシピーを忠実に再現した古典インクを見つけたのがご縁となりました。その時の商談で、一生懸命に取扱商品について話をする頼社長の人柄とても人間味と誠実さを感じて取扱を決めたことが昨日のことのように感じました。
この時も、やっぱり・・・IPAPERの得意とする紙製品の優れているところ・・
例えば、筆記時に邪魔にならないように、水平になるノート。
「これが、すごいんだよ」と優しくアピールするところが・・・いい。
そして、様々な万年筆インクを、色出し、試し書きしながらそれぞれの特徴を説明。
あーでもない、こーでもない・・と。こんな時間が至福の時。その間の、たわいもない会話の中から、次の商品のアイディアや企画が頭に浮かんできます。
ベースとなる紙の色の違いでも、同じインクが全く違った色に見えます。ちなみにこの時に試しに使ったインクはIPAPER日本限定販売した「海翁」。(現在完売しております)
秘蔵のアンティーク・ペーパー拝見
そして、頼社長が今まで収集したお宝を見せてくれた!
1700年代や1800年代の紙。当時はまだまだ万年筆のペン先は安定せず羽ぺんで書かれたのだと推測されますが・・・・
とても美しい文字に・・・ライ氏が、こういった紙や本を収集する気持ちが分かります。
インターネットなどはもちろん、印刷機やコピーなど、まだなかった時代。人から人へと伝わる情報は口伝えか、全てが手書き。今思うと、気の遠くなるくらいスローな時間が流れていた当時を思いながら、じっくり頼社長のコレクションを見てると・・なんだか、大昔に ふっとタイムスリップしそうな錯覚。不思議な時間でした。
頼社長、ありがとうございました!