
今年最初の暑中見舞いが、夏らしいガラスペンと
一緒に届きました。
宇都宮の工房で川西洋之さんの手により生産される
美しいガラスペン。独学でたどり着いた、今のスタイルは
ただただ書きやすさを極める、川西氏の職人として
モノづくりに対峙する姿が垣間見える。
特に、ガラスペンの命であるペン先には10年をかけてたどり着いた
独特の技法がある。ガラスを愛し、インクフローにこだわり
カッターナイフの刃先で8本と12本の溝を丹念に入れていく
作業を想うと・・・頭が下がる。
そして、一番の驚きは、そのスムースな書き味だ。
通常のガラスペンの「カリカリ」と引っかかるような感じは
全くない。それは、ガラスペン先を微調整しながら
360°ゆっくり、丁寧に角を落として仕上げていく。
こうして筆記した時に書き味は・・・まるで万年筆のよう。
そして、机やテーブルの上から、転げ落ちないように、丸い意匠の
ガラス玉が尻軸の方についているのも・・なんとも愛らしい。
遠くの人、大切な人を想う。
今日の朝活の・・・日本人でよかった
と思った瞬間でした。
川西ガラスペン:シンプルシリーズ「12」
12,000円+税